飯嶋和一「黄金旅風」

読了。通勤時しか読まないのに出勤日が減ってる為、随分時間掛かった。

黄金旅風 (小学館文庫)

黄金旅風 (小学館文庫)

鎖国前夜の長崎を舞台にした歴史小説
これまた帯の「『本の雑誌』が選ぶ文庫ベストテン 第1位」に釣られチョイス。
本の雑誌』なんて知らないけど。


徳川家光時代の朱印船貿易という馴染みのない題材が面白かったです。
当時の外交事情や切支丹弾圧の様子も興味深い。
冒頭の「ノイツ事件」は知ってますが、何処までが史実で何処からが創作なのかは不明。
重要そうに思えるキャラが次々とリストラされてしまうのも驚き。