多島斗志之「海賊モア船長の憂鬱」

海賊モア船長の憂鬱 上 (角川文庫)

海賊モア船長の憂鬱 下 (角川文庫)

おいら海洋モノは好物なので海賊ＶＳ英蘭連合軍のくだりは文句ないのだが。
もう一つの軸、ちゅかメインで進行する消えたダイアモンドを追う東インド会社職員の話が上手く融合せず。
しょーもない枝葉の話に頁を割いてるのもいらつく。
謎の女の正体をはじめ、多くのエピソードが終盤失速するし。
贅肉を落として文庫１冊分にまとめた方が良くなると思う。