観た映画(2021年10~12月公開)

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 クレイグ版ボンド完結。過去4作と話が繋がってるが勿論ほぼ忘れての鑑賞。ビジュアルが格好良くアクション的に面白いシーンが満載だが、継ぎ接ぎ感が凄まじく、能面をわざわざ被る必然性を始めディテールに難が目立ち…

観た映画(2021年7~9月公開)

『トゥモロー・ウォー』Amazon独占 人類滅亡の危機に現代人を未来に借り出すプロットは斬新だったが、完全に設定倒れで意味が無かった。作り手が時間SFの醍醐味を全然理解してないので、次々と肩すかしを食らうはめに。頭の悪い脚本を笑うには絶好の超B級…

観た映画(2021年4~6月公開)

『21ブリッジ』 『ブラックパンサー』主演チャドウィック・ボーズマンの遺作となった、マンハッタン島にかかる21の橋を封鎖しての逃走・追跡劇。70年代の刑事アクションを彷彿するハードボイルドな作品で、かなり先が読める話ではあるが手堅く面白かっ…

観た映画(2021年1~3月公開)

『新感染半島 ファイナル・ステージ』 韓国ゾンビパニックの続編だが、前作と同じ監督とは思えないほど別物だった。平野美宇っぽい娘のドリフトでゾンビをなぎ倒すのは痛快だが、期待したのはコレジャナイ。人間ドラマ、特に主人公のキャラが希薄すぎる。日…

観た映画(2020年10~12月公開)

『浅田家!』 写真家・浅田政志の写真集をモチーフにした「家族」の映画。前半はコスプレして家族写真を撮る変わった一家の魅力的な姿を楽しませ、後半で東日本大震災での写真洗浄ボランティアというシリアス路線に転じつつ、コミカル調も崩さず家族写真を撮…

観た映画(2020年4~9月公開)

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『続・若草物語』の途中から始まり、過去と現在を行きつ戻りつする脚色がややこしくも面白い。適齢期を迎えた四姉妹の話に必要な分だけ少女時代のエピソードを挿入することで高密度化を実現している。四…

観た映画(2020年2~3月公開)

『37セカンズ』 脳性麻痺の車椅子女子の話という事でお涙頂戴を想像して敬遠してたのだが、中身は過保護な母親から自立して大人として色々経験したい女の子の冒険映画で超面白かった。身障者とか以前に若い娘としても危うい行動が多いので始終ハラハラドキ…

観た映画(2020年1月公開)

『エクストリーム・ジョブ』 韓国発のポリス・アクション・コメディ。市警のお荷物な麻薬捜査班5人組が張り込みの為にフライドチキン屋のふりをしてたら一躍有名店に・・・ってな話。韓国らしさがぎゅっと詰まってる一方、吉本芸人のコントっぽい掛け合いが…

観た映画(2019年10~12月公開)

『蜜蜂と遠雷』 若手ピアノコンクールを題材にした青春群像。原作は直木賞&本屋大賞の話題作だが未読。「これを文章で表現したの?」と逆に驚くぐらいに演奏シーンばっかりだった。素人には解らんレベルの競い合いをあの手この手の演出で伝えてて興味深い。…

観た映画(2019年7~9月公開)

『Diner ダイナー』 独特の色彩表現は苦手だが、平山夢明の凄惨な原作をR指定無しに撮るなら蜷川実花監督の作風は合うと期待した。実際、怖さが無いのが残念だが、奇抜なキャラ達のシュールな世界は良い雰囲気だった。でも終盤の酷いアクションと蛇足…

観た映画(2019年4~6月公開)

『麻雀放浪記2020』 「これ、本当に白石和彌監督?ダメな時の三池崇史か園子温じゃなくて?」って思うぐらいおつむのネジが緩んだ世界観で驚いた。正直、社会風刺的要素は邪魔くさいだけなのだが、現代に現れた昭和の博打打ちのカルチャー・ギャップ・コメデ…

観た映画(2019年01~03月公開)

『蜘蛛の巣を払う女』 原作は『ドラゴン・タトゥーの女』のシリーズらしいが、監督・キャストが一新されジャンル自体も全く違う映画に。あまりにも女性版『007 スカイフォール』で驚いた。スーパー過ぎるハッカー描写が愉しくアクションも多目で退屈はし…

観た映画(2018年10~12月公開)

『フィフティ・シェイズ・フリード』 惰性で観た三部作最終作。官能方面もセレブ方面もスケールダウンして、チープなラブサスペンスになってしまった。とにかく全般的にエッジが効いてない。でも、内容と裏腹にサントラはポップな曲が粒ぞろいで嗤う。 『イ…

観た映画(2018年7~9月公開)

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』 お蝶夫人が未婚で夫人呼ばわりな原因、かつて女子テニス界に君臨したビリー・ジーン・キング夫人が、男女同権を訴えて男尊女卑な殿堂入りシニアと行った世紀の一戦を描く・・・のだが、賃金格差や性差別はあまり強調されず…

観た映画(2018年4~6月公開)

『娼年』 組織票OKの映画ベストテンで上位に食い込み松坂桃李の人気を知らしめた作品。なので女性向けポルノを想定してたんだけど、あまりロマンチックなシーンは無くて逆に驚く。女性への接し方を丁寧にという話なのかと思えば、濡れ場がまんまAVで笑っ…

観た映画(2018年1~3月公開)

『キングスマン:ゴールデンサークル』 相変わらずアクションとギミックは楽しくえぐいが、前作との繋がりでモヤッとする事ばかり。雑な退場と復活、スペック下がってる主人公、ちょくちょく薄れる「キングスマン」のポリシー。「ドラッグ合法化の是非」とい…

観た映画(2017年10~12月公開)

『アウトレイジ 最終章』 前二作で主だった凶悪キャラが全滅した結果、実質の主役がコミカル・ポジションにいた西田敏行という事態に。更に今回加わった大杉漣とピエール瀧もコメディ・リリーフ担当。笑うところは豊富だがバイオレントなヤクザ映画シリーズ…

よいお年を!

さあ、いよいよ大晦日。今年も無益な活動ばかりでしたが、厄介なことに見舞われることも無く平穏に過ごせてラッキーでした。 冬季五輪やサッカーW杯などに盛り上がったのも遠い記憶となり、語るのはやはり映画のことばかり。今年は前半に『カメラを止めるな…

観た映画(2017年7〜9月公開)

『忍びの国』 主演が嵐の大野君&変キャラ女優の石原さとみなのでポップでコミカルな緩い忍者アクションなのは許す。けど、『殿、利息でござる!』の中村義洋が監督し脚本は原作者自身でなんで此処までドラマ性が無いのか。最後で中途半端にシリアスになられ…

観た映画(2017年4〜6月公開)

『ハードコア』 これぞ新感覚アクションって感じの工夫を凝らした作品。FPSのゲームって全く縁が無いんだけど、こんな感じなのかしら?斬新な映像に加え世界観の狂いっぷりも刺激的で楽しかった。全編一人称視点っちゅうことで画面酔いでクラクラし、アク…

観た映画(2017年1〜3月公開)

『ダーティ・グランパ』 デ・ニーロ&ザック・エフロンで祖父と孫の心暖まるロードムービーかと思いきや、二人が下ネタの限りを尽くすだけの作品。水着程度の女優陣を差し置き二人が脱ぎまくるとか狂ってる。特にザックが股間に蜂の縫いぐるみだけの姿で披露…

観た映画(2016年10〜12月公開)

『SCOOP!』 福山雅治主演という事になってるが実は二階堂ふみの成長物語。最後だけ福山のアイドル映画みたいだけど。全体にテンポが良く、デフォルメされてるんだろうけどパパラッチの内幕も面白く、相棒モノとしてベタで楽しかった。が、終盤の超無理…

今年も一年の締めはスター・ウォーズ

観てきた。批評家大絶賛・ファン大激怒と噂の『最後のジェダイ』だが、私的には別に怒らないけど呆れた。バカすぎるだろ、この脚本。いや、面白かったけどさ。 とにかく、ファースト・オーダーはうっかりな人ばかりでレジスタンスも無謀で身勝手で行き当たり…

観た映画(2016年7〜9月公開)

『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 「バカっぽさ」と「燃え」が前作の肝だったのに、今回は人間側もエイリアン側も致命的なバカに成り下がりビックリするほど燃えないドラマを展開。やりすぎ感たっぷりの超巨大円盤の割に、被害規模やミッション難…

観た映画(2016年4〜6月公開)

『ルーム』 着眼点が面白くキャスティングも完璧。実際オスカーでは主演女優賞を獲ったわけだけど、それなら子役の方も受賞させるべきだと思った。監禁部屋が世界の全てな前半と、外界を知り惑い適応していく後半の少年を実に自然に演じて、この映画のコンセ…

観た映画(2016年1〜3月公開)

『ブリッジ・オブ・スパイ』 ソ連のスパイの助命と後の捕虜交換に尽力した弁護士のアメリカ歴史秘話。脚本はコーエン兄弟だがコメディ色は薄く、スピルバーグ監督の人権尊重な姿勢が強いサスペンス。流石の完成度に唸らされる。ハードボイルドな主人公もいい…

HappyNewYear2017

『君の名は』の劇場鑑賞をサクッとスルーするような映画ファンの風上にも置けない私ですが、今年も映画を観ることを生きがいにゆるゆる暮らしていく所存であります。 本年もよろしくお願いいたします。

観た映画(2015年10〜12月公開)

今年もぎりぎりで要チェックと思った昨年公開映画を見終える。今回は13作と少な目。 『バクマン。』 原作全然知らないけど、たぶん設定をかなり削って展開を物凄く速くしてて、少年ジャンプ的漫画家青春譜が綺麗に纏まってる。クオリティの高い原稿にCGバ…

観た映画(2015年7〜9月公開)

17作と多かったこともあり更新が空いた。今回は(2015版)と此方で勝手に付けなきゃ過去作と区別がつかない奴が3作もある。特に『HERO』はTVの方も全て副題無しでややこしい。 『チャイルド44 森に消えた子供たち』 原作が「このミス1位」って…

Amazon Prime Musicがおっさんホイホイな件

ちょっと前はテイラー・スイフトやマルーン5など今時の洋楽アーチストが少々あるものの、和物はクリス・ハート、つるの剛士、中森明菜、坂本冬美などのカバー集が妙に目立つ微妙ラインナップだったAmazon Prime Music。その後、絢香とかきゃりーぱみゅぱみ…