もうすぐラジー賞

 アカデミー賞授賞式の前日に発表される最低映画賞ゴールデンラズベリー賞。今年はM・ナイト・シャマラン監督の『エアベンダー』と、女子高生とヴァンパイアの恋愛映画シリーズ3作目『エクリプス トワイライト・サーガ』が最多9部門ノミネート。
 特筆すべきは最低カップル賞で、上記2作に『セックス・アンド・ザ・シティ2』を加えた3作品が「全キャスト」で選出。リメイク・続編・TV映画っちゅうのは日本でも嫌われるジャンルだわな。

 悪名高いシャマラン監督ですが意外にもラジー賞をゲットしたのは『レディ・イン・ザ・ウォーター』のみ。今回は監督オリジナルではなく人気アニメが原作なのに超退屈という噂で、3Dは画面が暗くなるだけで立体感が無いという評判もよく耳にします。
 最低主演男優候補に二人も送り込み、作品賞はパロディ映画『ほぼトワイライト』とダブルでノミネートという快挙の『エクリプス』。シリーズは日本では一貫してブレイクしてないわけですが、全米ではファン投票で受賞が決まる「ピープルズ・チョイス・アワード」で作品賞をゲットするなど3作目も人気は衰えず。ってことは、大人気の大衆映画だから叩かれてるという理解で良いのかな?
 レディース・デー中心の集客で興収面で不利が予想されるのに日本でもちゃんとヒットした『SATC2』。こちらは4人の主演女優ひとまとめのノミネートで、4人で最低を争ってるわけではないのか。

 何はともあれ2/26の本番が楽しみ。